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クロス屋を救う?ドライウォールサンダーを使ってみた感想

ドライウォールサンダー
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クロス職人の現場での悩みの1つが「パテの粉をかぶる」ことではないでしょうか?

パテを削る作業時に発生する細かいパテ粉は吸い込んだら身体に悪そうだし、服を汚すし、掃除が大変。

そんな悩みを一度に解決してくれそうなのがドライウォールサンダー。

海外製の製品を目にする機会もありましたが、電動工具メーカーのマキタから充電式のドライウォールサンダーが発売されているので使ってみることにしました。

この記事では実際に使ってみて分かったマキタ充電式ドライウォールサンダーのメリット・デメリットを紹介します。

使ってみたいけど、「実のところはどうなのよ?」と購入を迷っている人の参考になれば何よりです。

ドライウォールサンダーとは?

ドライウォールサンダーとは、主に欧米で普及している内装下地処理の工法、ドライウォール工法に使用される工具。

クロス職人はパテを平滑にする目的でドライウォールサンダーを使います。

これまでは手作業でやってきたパテにサンダーをかけて平滑にする作業に使うことでぐんと作業が楽になる便利な道具です。

マキタのドライウォールサンダーは充電式で電源コードを気にせず使え、最近クロス職人で使う人が増えています。

充電式マキタドライウォールサンダー使い方

充電式マキタドライウォールサンダーの使い方は、難しくはありません。

充電する

1回の充電で約40分の作業が可能です。

見習い君

1回の充電で 具体的にはどれくらいの作業ができるんですか?

親方

クロス400m〜500mを貼る新築1件分くらいなら、1回の充電で作業ができるね。

集塵機につなげる

集塵機とつなげて使うと集塵率は約95%(※メーカーによる参考値)と、パテ粉にほとんど悩まされなくなります。

マキタ製の集塵機ならBluetoothで連動させることができ、手元でドライウォールサンダーのスイッチをON/OFFにすると、集塵機のスイッチも自動でON/OFFするので便利。

集塵機は掃除機のように床に置くタイプ、背中に背負うタイプなど種類があります。

床置きタイプの集塵機にはコード式と充電式があるので購入時は確認してください。

背中に背負うタイプ

見習い君

必ず集塵機につなげないと使えないのですか?

親方

ドライウォールサンダーは集塵機につなげ無くても使えるけど、その場合はパテ粉が周囲に舞い散ることになるね。

サンディングペーパーをセットする

サンディングペーパーは取り替えられるので、使う場所や場面に応じて粒度を変えます。

親方

私の場合、下塗りパテ後のサンディングは#80,上塗りパテ後のサンディングは#120を使うね。

サンディングペーパー1枚で新築1件〜2件分くらい使ってます。

マキタ純正のペーパーは、値段の割にはすぐに使えなくなるのでコスパが悪い気がします。

代わりにMIRKA、Wallbordなど他メーカーの物を使っている人が多いようです。

MIRKA、WallboradのペーパーはM’s interiorさんで購入できます。

マキタ充電式ドライウォールサンダーを実際に使ってみた

ここからは、マキタ充電式ドライウォールサンダーを実際に現場で使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。

ドライウォールサンダーを使うメリット

作業効率UP!

マキタ充電式ドライウォールサンダーを使う一番のメリットは、断然作業効率があがること。

今まで手作業で20分くらいかけてやっていたサンダーがけの作業が4〜5分に短縮されました。

広い現場、納期が短い現場が多い時にはとてもありがたいですね!

パテの粉をかぶらない

パテを削る時に出る粉をかぶらなくても作業ができるので、服も現場も汚れない。

現場の掃除が楽になるので時短にもなりました。

脚立に登らなくても天井のサンディングができる

ドライウォールサンダー自体に長さがあり、3mくらいまでの高さの天井なら脚立に登らなくてもサンディングの作業ができます。

脚立の上り下りの動作が減るので、転倒のリスクも減ります。

充電式なので電源の無い現場でも使える

電源がある現場でも、何かと電気は使うのでコードに気を配らなくても使えるのは嬉しいポイント。

ドライウォールサンダーを使うデメリット

重い

マキタ充電式ドライウォールサンダーはバッテリーを付けた状態で重さが約5キロと、重いです。

使い慣れないうちは筋肉痛になります。

値段が高い

マキタ充電式ドライウォールサンダーは集塵機と合わせて1式そろえて買うと15万円前後~。

でも、仕事の効率性や他のメリットなど費用対効果を考えれば、半年も使えば元が取れると思います。

隅の方や細かい箇所に使えない

サンディング面の形状が丸いのと大きいのとで、すみの方や細かい場所には使えないことがあります。

そこだけは、今までのように手作業でサンダーをかけたり、小さな集塵機のついたサンダーを使ったりしています。

慣れないうちは力加減が分らない。

慣れないうちは力加減の調節が分からず、うっかり削り過ぎてしまったこともあります。

サンドペーパーを交換した直後も気を付けないと削り過ぎになりがち。

親方

微妙な力加減は使って覚えるって感じです。

使った面に粉が残ることがある

ドライウォールサンダーを使った面に白くうっすらと粉が残っていることがあります。

(おそらくパテの種類によるのではないかと思っています。)

残った粉の上にはパテやのりが付きにくくなってしまうので、ブロワーで吹き飛ばしたり、ほうきで掃いたりと、ひと手間。

まとめ

もう一度、マキタ充電式ドライウォールサンダーを使ってみて感じたメリット・デメリットを振り返ってみます。

メリット

  1. 作業効率UP!
  2. パテの粉をかぶらない
  3. 脚立に登らなくても天井のサンディングができる
  4. 充電式なので電源の無い現場でも使える

デメリット

  1. 重い
  2. 値段が高い
  3. 隅の方や細かい箇所に使えない
  4. 慣れないうちは力加減が分からない
  5. 使った面に粉が残ることがある

メリットに比べてデメリットの項目が多いのですが、デメリットをふまえても、以前の使っていない時と比べると作業効率が格段に上がっています。

一度使ったら手放せなくなりますね!