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フラットボックスにあうパテは?

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フラットボックスをはじめて購入したのが2年前。

『フラットボックスは爆速で誰でもキレイなパテが打てる』

そんなイメージを勝手に持っていましたが、現実はそんなに簡単なものでは無かったです。

手で作業するなら感覚でできる微調整が、フラットボックスでは思うようにできない。

こんなに高価なのに簡単じゃない‼️

親方

何度挫折しかかったか……。周りの人達に助けてもらってなんとかココマデ来たって感じだね

この記事では、クロス職人歴約30年なれど、フラットボックス歴は約2年の親方が、フラットボックスを使いこなすためにどんなパテを使うべきか検証した結果を紹介します。

フラットボックスをこれから使ってみたい人、持っているけどイマイチ使いこなせない人の参考にしてもらえたら幸いです。

フラットボックスにあうパテは?

この2年間でどのパテがフラットボックスと相性が良いのか、色々試してみました。

結論としては、粘度の調整ができればパテの種類は関係ないです。

パテの粘度が適切でないと、パテの量が出過ぎて残ったり、耳が切れなかったり等不具合が出てきます。

パテの粘度の調整ができれば、フラットボックスが扱いやすくなります。

フラットボックスにあうパテの粘度

フラットボックスを使う時に気を付けているのは、「パテの粘度」です。

下塗りの下パテと、上塗りの上パテとで粘度を変えて調整しています。

下パテの場合はやわらかめ

下パテは、通常よりもやわらかめに練ったものの方がブリッジを作りやすいです。

パテが硬めだと、フラットボックスから押し出すのに力が必要ですし、ブリッジが作りにくくなります。

上パテの場合は硬め

上パテは、硬めに練ったものの方が厚みを作れるので、下パテの筋を消しやすいです。

やわらかめの方がフラットボックスが動かしやすいのですが、パテの厚みが作りにくくなり、パテの厚みが足りないと下パテの筋が残ってしまう場合があります。

フラットボックスで使ってみたパテ

ここからは、親方が今までフラットボックスで使ってみたパテを勝手に評価してみた結果です。

練りやすさ・ぬりやすさ・削りやすさの項目を5段階で評価してみました。

あくまで個人的な見解ですが、参考にしてもらえれば、と思います。

フラットボックスで使ってみた~下パテ編~

吉野石膏 タイガーUライト120

吉野石膏のボードと相性が良い。

硬化後は削るのが大変だが、半乾きでサクッと削れる。

強度はない。 

ウォールボンド ベースライト

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やせにくいが、粒子が荒い。

硬化後は削りにくい。

メーカー的には軽量パテなのに強度がある。

ウォールボンド プライム

きめが細かくぬりやすいが、やや膨らませ気味にしないと痩せる。

乾くと硬くなってしまうので削るタイミングが難しい

ニットー ニューライトV

ブリッジはしっかり膨らむが、盛り具合がつかみにくい。

翌日でもブリッジが削れる。

なめらかでフラットボックスでの操作がしやすい。

ヤヨイ化学 プロジェクトU

粘度の調整がやや難しい。

やせが少なく、削りやすい。

ブリッジを作りにくい。

フラットボックスで使ってみた~上パテ編~

ウォールボンド トップ120

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のび、耳切れが良く、盛り付けがしやすい。

ウォールボンド トップライト

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ニットー メリット 

下パテとの接着性がよい。