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クロス屋さんの仕事の流れを大まかに説明します。
単純にクロスを貼るだけがクロス屋さんの仕事ではないのです。
見習い君
クロス屋さんはクロス(壁紙)を貼る職人さんってことは分かりました。
具体的にはどんな事をしているのですか?
親方
今日はクロス屋がどんな流れで作業を進めていくのか説明しようか。
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大まかなクロス貼り工事の流れ
①下地のチェック
まずは下地のチェック。
この時チェックするポイントは
- 下地からビス・釘が出ていないか
- 壁(ボード/板)の割れ・へこみ・傷は無いか
下地に不具合があると、クロスを貼ってもきれいに仕上がりません。
ビスが出ていたらドライバーでもみこみ、傷が合ったらパテなどでふさいでクロスに影響しないようにします。
②パテ処理
パテ(下地処理剤)を壁に塗り、クロスを綺麗に貼れるよう下処理をします。
- 下塗り:主にP.B(プラスターボード)の継目を埋めるため、目の粗いパテを使用
- ケレン:段差を無くすために下塗りのパテをヘラで削って平らにします
- 上塗り:下塗りで使用したパテよりも目の細かいパテを使って仕上げ(中塗り・上塗り)
- サンダー:サンダー(やすり)をかけて表面をより平滑にします
クロス屋さんが使うパテクロス屋さんが避けて通れない仕事の1つがパテ塗り。現役のクロス職人が実際にどんなパテを選んでいるのか、種類や選び方を紹介します。DIYの参考にもしてください。...
③シーラー処理
下地の表面に膜を作るためにシーラー処理をします。
- 水性または油性のシーラー(液体)を壁に塗る
※シーラー処理が必要か不要かはケースバイケースで、一般的にはやらないことの方が多い。
④クロス貼り
クロス貼りはクロス裏面に糊を付け、壁に貼っていく作業です。
- 壁紙用糊付け機を使ってクロス裏面に糊を付け、指定寸法に裁断
- 糊のついたクロスを壁に貼る
- 下地とクロスの間に入った空気をハケで抜く
- ジョイント部や余分なクロスをカット
- はみ出した糊をふき取るなどの仕上げ
親方
紹介したのはざっとした流れ。
この前後には下準備や、作業終了後の後片付けもある。
現場では常に整理整頓をして、思わぬ事故の防止にも気を配っているよ。
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