クロス職人は屋内で仕事をしますが、冷暖房完備では無いことの方が多く、服装で体温調節する必要があります。
作業中は外部の人に合わないから、服装は何でもよいのでは?
そうは言っても仕事だからね。
「仕事ができる職人」に見える服装が良いね。
この記事では「クロス屋はどんな服装が良いのか」、クロス職人歴27年の親方の実体験をもとに紹介します。
クロス職人の服装、選ぶときに気を付けることは?
動きやすい服
クロス屋の作業は脚立に登ったり、しゃがんだり、腕を目いっぱい上に上げたりと、大きな動作をするので動きやすさは必須条件。
動きを制限する服は作業効率を悪くします。
洗いやすい服
クロス屋の仕事は服が汚れます。
パテを削る時の粉、クロスを貼る時ののり、コーキング材など、気を付けていても服に付着して汚れます。
丈夫な生地で何度でも洗える服を選びましょう。
ぱっと見てプロとわかる服
仕事をする上で、「見た目」は大事です。
内装工事の現場には元受けの業者さんやお客様本人もいらっしゃることがあります。
そんな時に汚れたよれよれの服を着て作業していると「この人に任せて大丈夫?」と、印象を悪くしてしまうことも。
特に内装の仕事は建物の仕上げ工程なので、目に付きやすいものです。
一度「この人に任せて大丈夫?」と不信感を抱いたお客様は重箱の隅をつつくようにあら捜しをしがちになります。
そうならないために、パッと見てプロの職人とわかるような作業服をおすすめします。
クロス職人の服はどこで買う?
見た目・動きやすさに加え、洗いやすさ・買い替えやすさも考えるとクロス屋職人の服には作業服がベスト。
作業服はホームセンターやワークマンなど作業服専門店で買えます。
最近はワークマンの作業着が流行ってますね。
ホームセンターでもかっこいいデザインの作業着があるから行く度にチェックしているよ。
作業服の下に着るアンダーウェアはスポーツ専門店で買うこともあるね。
クロス職人の作業服
夏の作業着
夏は暑いからTシャツと短パンでもいいですか?
建築の現場では原則として長袖長ズボン着用。
特に大型現場やハウスメーカーの現場では肌が出る服装は避けるように言われるケースが多いです。
地方の工務店やリフォーム現場では服装のルールは厳しくなく、TシャツでもOK。
ただ実体験として、半袖Tシャツは汗をかくと身体に張り付いて肩や腕を動かしにくくします。
私は作業性を考えてスポーツ選手が着ているようなアンダーウェアを着用、その上にTシャツや半袖の作業服を着ています。
アンダーウェアは吸湿性が高く汗を吸ってくれるし、乾燥も早いので作業の邪魔をしません。
夏に着るアンダーシャツは冷感素材のものを選んでいるよ。
最近は空調服を着ている職人さんも多く見かけるね。
ズボンも厳しくない現場では作業服の短パンの下にレギンスとかアンダータイツを履いてます。
冬の作業着
冬は長袖長ズボンの作業服の下に体温を保持できる温かいアンダーウェアを着ています。
特に寒い現場では使い捨ての貼るカイロを愛用。
最近のお気に入りはUNIQLOのアンダーウェア。
機能性の高い素材で価格もそれほど高くないから助かるね。
クロス職人の靴
大型現場やハウスメーカーの現場では安全靴着用を言われることもあります。
厳しい現場では安全靴の他にもヘルメットや、落下防止の安全帯も義務付けられるよ。
厳しく言われない現場では安全靴を用意しなくてもスニーカーで大丈夫です。
中にはサンダルで作業する職人さんもいますが、脚立に登ったりすること考えるとスニーカーの方が安全。
もちろん外履きの靴とは別に用意します。