現場でクロス屋さんの車を見かけると、いろんな道具が載ってますよね。
どんな道具がのってるんですか?
クロスを貼る時に必要になってくる大きめの道具があるんだよ。
この道具をのせなきゃいけないからクロス屋はバンタイプの車に乗ってることが多いね。
一番大事なのは何といってものり付け機。
大きくて高価だけどこれが無いと仕事にならないと言っても良いくらい重要な道具です。
今回はクロス屋が使う大きな道具はどんなものがあるかを紹介します。
クロス屋の仕事に欠かせない道具
のり付け機
のり付け機はクロス裏面に糊を付ける機械で、手動と自動があります。
クロスの裏面に均一にのりを付けてくれるだけではなく、あらかじめ登録した寸法にクロスをカットできるようにまでしてくれる。
自動のり付け機は高価ですが、値段なりに仕事が効率化されます。
手動のり付け機と自動のり付け機のちがいはこちらの記事を読んでください。
かくはん機
業務用のクロスのりは水で薄めて使う必要があるため、かくはん機を使います。
かくはん機には手動タイプとのり付け機に接続できる自動タイプの2種類あります。
自動タイプのかくはん機は連動供給機能付きの自動壁紙糊付機と接続でき、糊付作業中の糊切れの心配がありません。
のり自動撹拌機を使うメリット・デメリットはこちらの記事で紹介しています。
脚立
脚立は天井付近や階段など、高いところの作業をする時に使います。
2本の脚立を置いてその間に足場板を渡して使うこともあるので、同じ高さの脚立は2組あった方が便利。
上の写真の右側は脚立と足場板が合体したタイプです。
足場板
足場板は天井や高い場所にクロスを貼るときに脚立に通して足場にするために使います。
長さが調整できる伸縮足場板が使いやすいです。
バケツ
バケツはパテやクロス糊を水で溶く時に必要になります。
パテ用にはゴムバケツ、クロスのり用は乾燥を防ぐためにふた付きバケツを用意します。
実際の現場では、はみ出したのりをスポンジで拭き取る時ための水を入れておくバケツも用意したいので、2〜3つ程のバケツを使い分けています。
クロス屋の仕事にあると便利なもの
掃除機
クロス貼りの工事現場はけっこう汚れます。
現場にはお施主さんが見に来ることもあるので、常にきれいにしておきたいものです。
お施主さんから見てもきれいに工事をしている業者は信用できると思います。
どのタイミングでどの程度掃除をするかは、職人によって考え方が違うみたいだね。
私の場合は、気持ちよく仕事をするためにも一日の終わりには必ず掃除機をかけて帰ります。
照明器具(投光器)
新築戸建ての内装工事をする時は、まだ照明が使えないこともあるので、投光器と呼ばれる照明器具を持参します。
投光器についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
空調機器
クロス屋の仕事は基本室内作業なので、天気には左右されないのですが、気温は体調に関わってきます。
新築戸建ての内装工事をする時は空調機器が使えないこともあるので、夏の暑さ対策・冬の寒さ対策に空調機器は自分で用意する必要があります。
夏場は扇風機・スポットクーラー、冬場はヒーターなどを使います。
クロス屋の大きな道具まとめ
今回紹介したクロス屋の使う大きな道具をもう一度簡単にまとめておきます。
クロス屋の仕事に欠かせない道具
のり付け機:クロスにのりを付ける機械(手動/自動)
かくはん機:のりを混ぜる道具(手動/自動)
脚立:高い場所の作業時に必要
足場板:高い場所の作業時に脚立と合わせて使う
バケツ:用途に合わせて使い分ける
クロス屋の仕事にあると便利なもの
掃除機:現場の掃除用
照明機具(投光器):照明のない現場で使う
空調機器:空調機器のない現場で使う
大きな道具は保管場所に困るね。
車に乗せっ放しっていう職人さんもいるようだよ。
今回紹介したのは大きめの道具、小さめの道具はこちらの記事で紹介してます。